@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000784, author = {服部, 伸一}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本稿では,データベースを用いて,小学校の体育授業でどのような事故が起きているのか,その実態を把握することを目的とした.主な結果を以下に示す.1 )小学校の体育授業において,15 年間で32 件の死亡事故が発生しており,1 ~ 3 年生で全体の59.1%を占めていた.「水泳」25.0%,「準備・整理運動」及び「短距離走」15.6%,「持久走・長距離走」12.5%という結果であり,水泳・陸上運動で多くなっていた.死亡事故の種別については,「心臓系突然死」40.6%,「溺死」21.9%,「大血管系突然死」及び「中枢神経系突然死」がそれぞれ15.6%の順となっており,突然死が71.8%を占めていた.2 )障害事故は215 件発生しており,4 年生以上で全体の67.4%を占めていた.障害事故の種別については,「外貌・露出部分の醜状障害」29.8%,「視力・眼球運動障害」18.6%,「精神・神経障害」14.0%,「歯牙障害」12.1%の順であった.運動種目別の障害事故数については,「跳び箱運動」が10.2%,「体操(組体操)」9.8%,「サッカー・フットサル」7.0%,「マット運動」6.5%の順であり,特に器械運動系の種目で多くなっていた.3 )負傷事故は,高学年になるほど増加傾向となっていた.また,種別としては「骨折」(31.9%)が最も多く,次いで,「捻挫」29.5%,「挫傷・打撲」27.6%となり,上位3 つで全体の89.0%を占めていた.負傷の部位については,「上肢部」43.7%,「下肢部」31.7%,「体幹部」10.6%の順であった.運動種目別では,「跳び箱運動」18.4%,「バスケットボール」13.8%の順で多くなっていた.}, pages = {113--123}, title = {小学校の体育授業における事故の実態 -日本スポーツ振興センター「学校事故事例検索データベース」の分析から-}, volume = {26}, year = {2023} }