@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000779, author = {服部, 伸一 and 井上, 寿美 and 廣, 陽子 and 半田, 結}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本研究では,対人関係に困難さがみられる学生の状況について把握するため,全国保育士養成協議会に加盟する535 校,607 養成課程の保育実習指導の主担当者を対象にアンケート調査を行い,162 通の回答が得られた(回答率30.8%).主な結果を以下に示す.1 )調査対象者の所属は,「専門学校」(22.2%),「短期大学」(36.4%),「大学」(40.7%),「その他」(0.6%)であった.地域別では,「北海道」(3.7%),「東北」(8.6%),「関東」(27.2%),「中部」(19.8%),「近畿」(20.4%),「中四国」(14.2%),「九州」(6.2%)であった.2 )過去3 年以内に,勤務していた/勤務している養成校において,対人関係に困難さがみられ,通常の指導では指導が行き届かないと感じるような実習生は,「1 人」(8.0%),「2 人」「3 人」「4 人」(各17.3%),「5 人以上」(38.3%),「無回答」(1.9%)という結果であった.3 )対象となる実習生について,通常の実習指導では指導が行き届きにくいと感じた点について,学内の指導では,「複数の指示に対応できない」,「説明の意図が通じない」,「提出物が出ずに滞る」,「指導案や記録の書き方がわからない」,「コミュニケーションがとりづらい」,「連絡・相談・報告(ホウ・レン・ソウ)がない」と回答した割合が80%程度と高く,実習先施設での様子ともほぼ共通していた.子どもとの関係においては,「子どもの言いなりになる」,「子どものペースを考えずに自分のペースで行動する」が60%を超える回答率を示していた.4 )最も指導が困難であったAさんとの面談は94.4%が行っていた.面談の内容は「実習での特別な配慮」(56.9%),「資格取得」(51.6%),「進路選択」(45.8%)などであった.Aさんとの保護者との面談については,約半数(46.9%)が実施していた.5 )Aさんの具体例とエピソードについて,「質的記述的研究法」を用いてコード化,カテゴリ化したところ,453 のセグメントから,76 のコード,16 のカテゴリに整理・分類することができた.}, pages = {65--73}, title = {対人関係に困難さがみられる保育実習生に関する全国調査}, volume = {26}, year = {2023} }