@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000777, author = {中村, 剛}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {「科学」から零れ落ちてしまう現実の層がある.そこに「触れ」,言葉にする営みが文学である.本稿の目的は,文学の一形態である詩を通して,社会福祉学における文学の必要性を論証することである.まず,若松英輔『詩と出会う 詩と生きる』に触発され,詩の構造を「メビウスの輪としての詩の構造」として視覚化する(根拠1).次に,その構造の具体例である石牟礼道子『苦海浄土』を取り上げる(根拠2).これらにより,「詩は,①人間の厚み,深み,尊さを露わにする,②生きる意味(希望)を与える,③福祉の問題を他人事ではなく我が事と捉えることを可能にする」といった見解を導いた.そして,「①~③の働 きがあるため,社会福祉学には詩が必要である」といった形で,社会福祉学における文学の可能性を明らかにした.}, pages = {49--56}, title = {社会福祉学における詩の可能性 -メビウスの輪としての詩-}, volume = {26}, year = {2023} }