@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000776, author = {萬代, 由希子}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本研究ではA 市を対象として,地域自立支援協議会における「障害当事者の声」の政策反映モデルを構築することを目的とした.研究方法は,会議録の分析,会議の参与観察である.対象としたA 市の自立支援協議会には障害当事者部会はないため,その部会の準備委員会の位置付けとなる「障害当事者の声」準備委員会を立ち上げ,2021 年度に計3 回会議を行った.会の委員は,障害当事者団体(家族会を含む)等,計14 名で構成されている.会議のテーマは,「大多数の障害当事者の声を集めるには」として意見交換を行った. 会議録は,コード・カテゴリー化にて分析を行った.結果,データから37 のサブカテゴリ―と7 のカテゴリーが抽出された.会議では,【障害者福祉の歴史的変遷】を振り返りながら,当該地域における【障害者福祉の現状と課題】について意見を出し合った.障害当事者の意見把握のために,【障害当事者の意見の特徴】を確認し,その上で【障害当事者の意見把握の困難性】について具体的に話し合った.その中でも障害当事者が本音を言いにくい環境に置かれていることや意見表出しにくい特性があることから,【障害当事者の本音を言える場づくりの必要性】が大きな課題であるとして,【障害当事者の意見収集の方法】を複数検討し,【これからの取り組みに対する工夫と課題】について意見を出し合った. 本研究では,【障害当事者の本音を言える場づくりの必要性】に着目したい.障害当事者の意見把握において重要であるのは,意見を把握する手段が単に不足しているのではなくて,〔障害当事者の意見表出の困難性〕を踏まえて,障害当事者が本音を言える場を増やしていくことが意見把握と政策反映に繋がるという点である.そのため,意見を様々な方法に配慮して収集するだけでなく,障害当事者同士がピアの関係性の中でエンパワメントし意見表出を促すような働きかけが特に重要であると考えられる.}, pages = {41--47}, title = {地域自立支援協議会における「障害当事者の声」の政策反映モデルの構築 -A市を対象として-}, volume = {26}, year = {2023} }