@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000752, author = {永田, 文子 and 川西, 千惠美 and 飯田, 直美 and 西村, 夏代 and 福岡, 泰子 and 濱西, 誠司}, issue = {1}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌, Japanese Society of Human Caring Research}, month = {Dec}, note = {看護師による瞳孔異常の発見は脳浮腫や脳ヘルニアの指標となり,早期の治療介入につながるため重要な観察項目である.脳神経疾患患者に必要な瞳孔観察は,瞳孔径の測定と対光反射速度の確認である.平成元年に脳神経外科集中治療室(Stroke Care Unit=以下SCU)では対光反射速度の観察においてペンライトを使用していたが,瞳孔径の測定でもペンライトの光で測定が行われていた(以下,ペンライトを用いる方法をペンライト法とする).しかし,現在複数の実習病院の病棟では自然光で瞳孔径を測定し,対光反射速度はペンライト法であった.山内1)は,瞳孔の左右差は緊急事態なのでペンライトや定規を探している時間はなく,瞳孔径の左右差の有無は肉眼で識別できるため,あえてペンライトで光を入れなくても観察できる程度の明るさはあるはず,と瞳孔径の測定にペンライト法は推奨していない.病室の日中の明るさは日本工業規格で100 ~ 200ルクスと定められている.自然光といっても,雨や曇りの日,ベッドの位置や,カーテンの開放の有無によって明るさは異なる.そのため左右差の違いは判別できても,厳密な測定は不可能ではないかと考えた.また明るさの条件が異なる状態での瞳孔測定が脳浮腫や脳ヘルニアの指標となる瞳孔異常の早期発見につながるかどうか疑問を持った.日本蘇生協議会(JRC)蘇生ガイドライン2020 2)オンライン版では,自己心拍再開後に昏睡状態にある人の神経学的転帰不良を予測するために,瞳孔測定に器械を使用することを弱い推奨としている.またペンライト法の記載はない.そこで,看護師は脳神経疾患患者や瞳孔観察が必要な重症患者の瞳孔測定をどのように実施しているか国内外の文献から明らかにすること,器械による瞳孔測定で得られる特徴について明らかにすることを研究目的とした.}, pages = {49--54}, title = {重症患者の瞳孔測定に関する文献レビュー}, volume = {12}, year = {2021} }