@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000751, author = {倉橋, 理香}, issue = {1}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌, Japanese Society of Human Caring Research}, month = {Dec}, note = {子どもの入院は,急性気管支炎や肺炎,喘息といった呼吸器系の疾患が多く,こういった疾患は,入院時,急性期の症状を呈していることが多い.また,子どものなかでも,低年齢の入院が多く,付き添いが必要となり,子どもが入院することで,様々な調整が必要となる.福地ら1)は,子どもが入院するという出来事が起こると,家族は,子どもの状態が不安定な中,家族自身も不安と混乱の最中に,入院に必要な物品準備や手続きのため,家族間で連絡を取り合ったり,一時的に帰宅して準備を整えたりするなど,対応に追われることになると述べており,子どもが入院すると,家族は家族内で何らかの調整が必要不可欠となる.家族にとって,子どもの入院は,ストレスが大きく,生活上に変化が生じ,身体的,心理的,社会的な安定感を脅かされる予測不能である状況的危機2)ととらえることができる.ストレス状況におかれた家族は,ストレスを家族なりの方法で対処し乗り越えようと試みる.しかし,家族がこのストレス状況に適切に対処できなかった場合は,家族は不適応を起こし,危機に陥る2)といわれている.養育期においていかに夫婦で子育てに取り組み,家族の発達課題を達成したかが,これ以降の教育期,分離期,成熟期の家族のありように多大な影響を及ぼす3)といわれている.何らかの健康問題を抱えている家族においては,発達課題と健康問題の対応への支援が必要2)となる.そのため,看護者は,健康問題を持つ子どもとともに生活する家族への支援において,家族がストレス状況に,うまく適応していくことができるよう支援していくことが必要不可欠である.しかし,子どもが入院した時の家族への支援の必要性について言及された研究はあるものの,家族がどういった困り事に直面するのかといったことを明らかにした研究はほとんど見当たらない.そこで,本研究では,子どもの入院に伴う家族の困り事について明らかにすることを目的とした.家族の困り事を明らかにすることで,子どもが入院した時の家族の問題をアセスメントしていくための一助となり,家族が子どもの入院にうまく適応していくための支援につなげていきたいと考える}, pages = {43--47}, title = {入院中の子どもをもつ家族の困り事に関する文献検討}, volume = {12}, year = {2021} }