@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000713, author = {野々上, 敬子 and 田村, 裕子 and 岡﨑, 恵子 and 多田, 賢代}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {健康教育を実践するための資料を作成することを目指し,中学生に健康関連指標の測定や生活習慣の調査を実施し,健康実態の把握をすることを目的とした.2014 年10 月にO 市立A中学校男子356 名,女子366 名を対象者とした.健康関連指標として,身長,体重,腹囲,肥満度,体脂肪率,血圧,脈波伝播速度(PWV)と血管狭窄度(ABI),血管年齢,骨密度,貧血度を測定した.また,生活習慣(睡眠習慣,排便習慣,朝食摂取,食習慣,運動時間,帰宅後の生活,不定愁訴など)に関する調査も実施した. 脈波伝播速度は加齢に伴い上昇していた.血圧は男子では加齢に伴い増加していたが,女子では学年による有意な差はみられなかった.貧血度は男子では17.4%,女子10.4% が貧血傾向であった.骨密度は学年差および性差はなかった.血管年齢は男女間比較では,1 年生,2 年生で男子の方が女子より有意に高値であった.各測定結果の関連性は,脈波伝播速度は収縮期血圧と収縮期血圧と拡張期血圧も有意な関連性が認められた.貧血度は収縮期血圧と有意な関連性がみられた.血圧と肥満関連指標との比較では,脈波伝播速度や腹囲との関連性が有意に強く,血圧高値群は有意に腹囲や脈波伝播速度が高値であった.脈波伝播速度と体型との比較では,肥満群の男子が高値を示した. 動脈硬化の増強度や血圧などの健康指標は,睡眠習慣や朝食摂取など生活習慣の影響も大きいことから,保健学習だけでは経験できない動脈硬化や骨密度,貧血検査などの各種測定と腹囲や血圧など日常的な健康パラメータによる客観的な指標を健康教育に役立てていきたい.}, pages = {29--39}, title = {中学生における客観的指標を用いた健康実態の把握}, volume = {24}, year = {2021} }