@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000709, author = {前川, 紗千恵 and 井上, 衿菜 and 片山, 柚女 and 飯田, 直美 and 川西, 千惠美}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本本研究の目的は,未滅菌手袋を二重に装着(以下二重手袋)した後に,上側の手袋のみ脱いだ時の下側の手袋における汚染の有無と部位を明らかにすることである.研究に同意を得られた看護系A 大学の4 年生13 名を対象とした.二重手袋の上側全体に,肉眼では見えないグリッターバグポーションを付け,上側の手袋のみを脱ぎ,下側の手袋における汚染の有無を調べた.一双の手袋を脱ぐ所要時間と,二重手袋の上側だけ脱ぐ所要時間も比較した.統計分析にはSPSSver.23 を用いた.部位別の下側の手袋が汚した対象者の割合(以下汚染割合)は,単純集計を行った.左右における汚染の有無,および手袋を脱ぐ所要時間は,Wilcoxon の符号付き順位検定(有意水準5% 未満)で比較した.その結果,研究対象者13 名中13 名全員の下側の手袋が汚染していた.汚染割合は,左手の方が右手に比べて有意に多かった(p = 0.02).左手背は右手背より汚染が有意に多かった(p = 0.03).両手ともに最も汚染していた部位は,手背中指,手背手首であった.また,手袋を脱ぎ始めから脱ぎ終わるまでの平均所要時間は,一双のみの場合は5.02 ± 1.52 秒,二重手袋の場合では7.27±3.93 秒であり,二重手袋を脱ぐ方が有意に長くなっていた(p = 0.02).未滅菌手袋を二重装着して上側の手袋のみを脱いだだけで,対象者全員の下側の手袋が汚染していた.二重手袋でケア実施後は,すべて手袋を脱ぎ,手指衛生を実施することが必要であることがわかった.}, pages = {1--5}, title = {未滅菌の二重手袋でケア実施後, 上側の手袋を脱ぎ次のケアを行うことは清潔ではない}, volume = {24}, year = {2021} }