@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000707, author = {野々上, 敬子 and 田村, 裕子 and 岡﨑, 恵子 and 多田, 賢代}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {中学生を対象に生活習慣関連指標の測定や調査を実施し,効果的な健康教育実践のための指針を構築することを目指し健康教育を実施するとともに,健康指標と生活習慣の関連を明らかにすることを目的とした.客観的健康指標として,身長,体重,腹囲,肥満度,体脂肪率,血圧,脈波伝播速度(PWV)と血管狭窄度(ABI)を測定した.また,新体力テスト,生活習慣(食生活,睡眠習慣,運動習慣,帰宅後の生活,身体・測定要因に対する興味関心など)に関する調査も実施した.その結果,動脈硬化の進展度や血圧などの健康指標は,体型や新体力テストの結果との関連性が高く,睡眠習慣や朝食摂取など生活習慣の影響も大きいと考えられた.また,食習慣や睡眠習慣に一定の改善意欲はみられたが,男子は身長や筋量,女子では体重や体脂肪率など成長期の急激な身体変化に興味や関心を示す傾向にあり,肥満改善意識の希薄さや体型認識の歪みなど成長期の心的な問題点も露呈した.一方,動脈硬化や血圧,骨量,貧血度など将来の疾病発症につながる客観的な指標に対する興味・関心を示す生徒も多くみられ,成長期の子ども達や家族にとって,将来にわたる健全な生活習慣の確立に,客観的な健康関連指標を用いた健康教育を継続する意義は大きいと思われた. 今後,生活習慣病発症のrisk-factor に関する知識の共通性を視座にした健康教育に加え,学校保健委員会等を通して,全家族に生活習慣病予防の重要性を啓発し,地域ぐるみで生活習慣の改善と健康な生活環境を構築するために,学校が発信源となる「健康づくり教育」の方向性を示唆するものと考えられた.}, pages = {81--91}, title = {中学生の健康指標と生活習慣の関連}, volume = {23}, year = {2020} }