@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000704, author = {山﨑, 晶子 and 川田, 美由紀 and 川﨑, 千春}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {近年,周産期医療の高度化・複雑化とともに産婦や家族のケアニーズは多様化し,助産師にはより専門性の高い実践能力が求められる.助産師教育においては,臨床推論能力や助産実践能力の強化が課題であり,客観的臨床能力試験(以下OSCE)が導入されるようになった.そこで,本学の助産師教育において次年度より分娩期の演習でOSCE の導入を検討している.本研究ではOSCE 実施後の助産学生(以下学生)のとらえる課題について文献検討により明らかにし,学生にとって効果的なOSCE の導入に向けての課題について示唆を得ることを目的とした.文献検索は,「客観的臨床能力試験(OSCE)」「助産」「評価」をキーワードとし,医学中央雑誌Web 版(Ver.5)とCiNii を用いて行った.その結果,本研究対象文献は6 件であった.OSCE 実施後の学生の課題について分析した結果,【課題が詳細でないとイメージが困難】【OSCE に対する疑問】【課題遂行と時間のせめぎ合い】【実力が思うように発揮できない】【振り返りの必要性】の5 カテゴリー,13 サブカテゴリー, 51 コードであった. OSCE を実施する際は,助産師教育課程を考慮し,学生のこれまでの経験と知識や技術をどの段階まで修得しているか,学生の学習準備性を把握する.OSCE 実施時期が講義の単元の中であるか,臨地実習開始前後か課程修了前かにより,技術レベルが基礎的な段階あるいは探究する段階であるかを考慮した場面を設定することが必要である.そして,事前にOSCE とは何か,OSCE を用いる目的,評価内容や方法,課題の詳細な提示を行い,時間制限や場面を設定し,学生が役割を十分に果たせるように,行動や態度に 関する注意事項も含めた詳細な説明が求められる.OSCE 実施後は学生の経験的拡がりとなるように,学習意欲の向上につながる振り返りをすることが重要であり,そして学生に不利益とならないよう配慮をすることである.}, pages = {59--66}, title = {助産師教育における臨床客観的能力試験(OSCE)の 取り組みに関する文献検討 ―OSCE導入に向けての課題―}, volume = {23}, year = {2020} }