@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000699, author = {一瀬, 貴子}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は,地域包括支援センターに所属する社会福祉士が,①サービス拒否をする事例に対して活用したソーシャルワーク実践スキルの実態を探ること,②地域包括ケアにおける社会福祉士のマネジメント機能を明らかにすることである.調査対象者は,A 県・B 県・C 県の地域包括支援センターに配置されている社会福祉士391 名であった.関西福祉大学社会福祉学部倫理審査委員会の承認後,無記名による郵送調査を実施した.調査期間は,2019 年8 月10 日から2019 年9 月20 日までの間であった.社会福祉士の資格の有無についての回答がない,もしくは資格無と回答したものを省いた121 名(有効回答率30.9%)を有効回答とし,分析対象とした.調査の結果,①サービス拒否事例に対する社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルとしては,傾聴・受容や高齢者宅への訪問の繰り返しという技法については,95.0%を超える社会福祉士が活用していることが分かった.さらに,ジョイニングの技法や,高齢者の認知的評価の確認の技法も約9 割の社会福祉士が活用していることが明らかとなった.②多職種間のネットワーク構築を重視しながらアセスメントしたり するマネジメント機能に対する意識度が高く,約9 割の社会福祉士がよくそれを意識していたと回答した.しかし,仮説で取り上げていたような「地域ケア会議」を通しての事例検討やネットワーク構築については,それほど意識度が高くなかったことが分かった.まだまだ地域ケア会議の開催方法や地域ケア会議の機能には課題がある側面が垣間見えた.今後の課題としては,地域ケア会議の開催がどのようにして行われているのかという実態を研究することや,地域ケア会議が社会福祉士のストレス軽減や,サービス拒否事例の打開策としてどの程度機能しているのかなどに関する研究が必要であると思われた.}, pages = {21--29}, title = {介護サービス利用拒否事例に対する社会福祉士の地域包括ケアにおけるマネジメント機能に関する基礎的研究}, volume = {23}, year = {2020} }