@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000609, author = {田上, 優佳 and 有田, 伸弘 and 香川, 幸次郎}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {2015年の介護保険法改正により,特別養護老人ホーム(以下,施設ともいう)の入居要件が要介護3以上とされた. そのため,施設には,心身ともに極めて脆弱な高齢者が入居することになった. しかしながら,現在の施設では,入居者(以下,利用者ともいう)が人生の最期まで,個人として尊重され,その人らしく暮らしていくことができるのかは疑問である. 多くの施設では,脆弱な利用者の尊厳ある暮らしを維持するために必須のノーリフテイングケア(人の手で抱え上げず,利用者の身体状況に合った福祉機器を活用する介護)が導入されていないからである. かかる問題意識の下, ノーリフテイングケアが利用者にとって有用であることを明らかにするために,アンケート調査を実施した. 調査の結果,次のことが明らかになった. 第一に,利用者の身体状況に合わせた種々の福祉機器が導入されていたこと. 第二に,ノーリフテイングケア導入後,職員の腰痛予防のみならず,利用者の事故予防や表皮裂傷等の減少,利用者及び介護者の相互に安心感がある. という効果が認識されるに至ったこと. 第三に,各々の利用者に合った福祉機器を選定し,十分に使いこなすには,介護職員が研修を受講する機会やPT/OT/看護師ら多数種連繋が有効といえる.}, pages = {89--97}, title = {ノーリフティングケアがもたらす利用者への効果の研究}, volume = {21}, year = {2018} }