@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000607, author = {平松, 悦子 and 難波, 峰子 and 木村, 美智子}, issue = {2}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌}, month = {Mar}, note = {2015年度の国民医療費は,42兆3644億円となり,対前年3.9%の増加,一般病床の平均在院日数は16.5日となっている1 ).国民医療費における疾病分類別医療費では,精神及び行動の障害が1 兆9242億円で,精神科病床の平均在院日数は,274.7日と減少傾向にあるが2 ),一般病床に比べ,入院における医療費の割合が高くなっている. なかでも精神疾患を有する入院患者数のうち,統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害患者は,16万6 千人で入院患者数の約53% を占め,最も多くなっている3 ).  近年の精神科医療は,入院後3 か月以内の退院が促進されており,2002年の診療報酬においてスーパー救急病棟の算定が加算となった.結果,2011年の精神病床における患者動態の年次推移は,新規入院患者数39.7万人のうち約58%は入院3 か月以内に退院し,新規入院患者の87%は入院後1 年以内に退院となっている3 ).また,2015年に施行された「良質かつ適正な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」では,精神病床の機能分化と入院医療から地域医療への移行の推進が明示されており4 ),今後も入院3 か月以内に自宅に退院する統合失調症者が増加すると思われる.  このように精神科病院における在院日数が短期になるに伴って,地域で生活する統合失調者に対する精神科訪問看護師の支援が重要となっており,精神科訪問看護における臨床判断を明らかにすることが求められている.  臨床判断の定義については,Corcoran やTanner らの定義が広く使われている5 , 6 ).Tanner は,「臨床判断とは,患者の健康に関するニーズや心配,懸念,また健康の問題に対しての解釈をしたり結論づけたりする.もしくは,ある行動をとるかとらないかということを決定する.また標準的なアプローチをそのまま使うのか,それを修正して使うのかを決めていく.またもし,必要であれば,新しいアプローチを考えてそれを実践していくか.患者の反応によって決めていく行為」と定義している7 ).  本研究では,精神科訪問看護における臨床判断について文献検討を行い,課題を明確化する.}, pages = {101--104}, title = {精神科看護における臨床判断に関する文献検討}, volume = {9}, year = {2018} }