@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000602, author = {谷岡, 清香 and 堀, 理江}, issue = {2}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌}, month = {Mar}, note = {2016 年の厚生労働省死因別死亡数の割合では,悪性新生物で死亡する人は約37 万人であり,がんによる死亡は依然として死因の第一位である1 ).がんに罹患する人が増加する中で,治療が困難で終末期へと移行する患者も増加しており,患者はがんに対する不安や恐怖を抱いて生きていかなくてはならない.このような患者と接した際,看護師には,本当のことを伝えられない苦しさや最善を尽くしても生じる無力感などの「ゆらぎ」が生じる2 )と言われている.一方で,ターミナルがん患者と関わった数が多い看護師や,研修参加経験のある看護師の方が,がん患者へのケアに前向きであるという報告がある3 ).  小迫は,「医療の中での看取り」について,人の死という重大な事態にかかわろうとする時には,看護師もともに悩み,苦しむことが必然で,その中で患者や家族の人生に触れて生きる力に感動し,新たな意味を見つけるなら,看護師自身も看護の意義を見出していける4 )と述べている.つまり,終末期がん患者を看護する過程では,看護師は必然と苦悩を抱くが,苦悩だけではない前向きな思いも抱いていることが推察される.  社会での「死」を体験しにくい現代において,終末期がん患者と関わる看護師の思いを明らかにすることは,今後の終末期医療での看護を考えていく上で非常に重要な課題であると考える.そこで本研究では,終末期がん患者の看護に対して感じる看護師の思いを明らかにすることを目的に文献研究を行った.}, pages = {75--78}, title = {終末期がん患者の看護に対する看護師の 思いに関する文献研究}, volume = {9}, year = {2018} }