@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000601, author = {山岡, 八千代 and 藤野, 文代}, issue = {2}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌, Japanese Society of Human Caring Research}, month = {Mar}, note = {厚生労働省の「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」の近年の主な課題には,認知症患者が高齢化に伴い急速に増加すること,精神科病院への入院が長期化する傾向であること,精神・身体合併症患者が精神疾患患者の高齢化に伴って増加すること1 )等が挙げられていた.  また野田らの「精神保健福祉資料(630調査)を用いた隔離・身体拘束施行者数の分析」では,認知症病棟での治療を要するような患者が増加することが身体拘束者数を増加させる要因になっていると考えられる2 )と述べていた.  筆者らにおいては,精神科病院に入院中の高齢認知症患者の増加に伴い身体拘束者数が増加していること,長期間精神科病院に入院している高齢精神患者が身体合併症を併発し,治療のために身体拘束の必要性が増加しているという現状を体験している.精神科病院での高齢精神患者への行動制限は行わざるを得ない状況が増加してきているのではないかと推察できる.  精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)の第36条,第37条では,行動制限の基準を規定している3 ).また(社)日本精神科看護技術協会は,1988年5 月25日に倫理綱領を制定し,2004年5 月26日には新しい倫理綱領を定め,その内容に行動制限の最小化を含めている4 ).  これらを踏まえて精神科看護師は,高齢精神患者の治療・看護・安全のため行動制限を行わざるを得ない現状にある.その反面,行動制限の縮小に迫られているといった倫理的ジレンマがあると考える.また行動制限に関する看護師のジレンマについての報告5 )~ 7 )は見られるが,高齢精神患者への行動制限に関する倫理的ジレンマについての研究はほとんどない.そこで精神科病院における看護師の高齢精神患者への行動制限に関する倫理的ジレンマを明らかにする研究について取り組むことにした.}, pages = {71--74}, title = {精神科病院入院中の高齢精神患者への行動制限に関する看護師の倫理的ジレンマ}, volume = {9}, year = {2018} }