@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000584, author = {八家, 直子 and 鈴木, 千絵子 and 木村, 美智子}, issue = {1}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌, Journal of Japanese Society of Human Caring Research}, month = {Sep}, note = {我が国の精神領域において長い間,統合失調症患者の治療は,入院治療中心に行われてきた.そのため,入院期間の長期化が問題になっている.1995年精神保健法の改正により精神科病院から社会復帰施設へ,さらに法の改正によって,社会復帰施設から地域へという流れが作られた1 ).しかし,受入れが整えば退院可能な患者が約7 万人存在することから,社会的入院患者の退院を目指す方針として2004年厚生労働省は,「入院医療中心から地域生活中心へ」精神保健医療福祉の改革のビジョンを施策として決定した1 ).入院の長期化の要因として統合失調症患者の幻覚・妄想などの陽性症状による病状の不安定さなどが報告されている2 ).さらに,2012年では,精神科病院に入院している患者の約40%が65歳以上であり,入院患者の高齢化が報告3 )されており,身体合併症治療などが問題として挙げられている.これらのことより,看護師が退院支援に取り組んでも,なかなか進まないのが現状であると言える.看護においては,長期入院患者の退院を目指し,患者の症状を考慮しつつ患者や家族に対し,多職種と共に退院を後押しする看護実践4 )や,退院支援に関する看護師の意識の向上をはかる取り組み5 )がされている.しかし,患者の症状の不安定さや高齢化など退院支援が進まない現状があり不十分な退院環境で看護師が葛藤する6 )ことも明らかにされている.このように臨床においては,相互作用のなかで看護師の葛藤や迷いなど心の動き7 )があっても,それらは退院支援の具体的な援助に隠れて取り上げられることは少ない.心は行動と密接につながっており,退院支援を行っている看護師の心理的側面を知ることは,退院支援の相互作用のなかで,退院を目指した効果的な看護を実践するうえで重要と考えた.そこで本研究は,長期入院中の統合失調症患者退院支援を行っている看護師の心理,つまり心の動きや意識がどのようなものであるかを明らかにし,看護支援との関連を考察することを目的とした.}, pages = {59--63}, title = {長期入院中の統合失調症患者退院支援を行っている 看護師の心理に関する文献検討}, volume = {9}, year = {2017} }