@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000558, author = {米倉, 裕希子}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本研究は,障害のある子どものEE 研究の到達点を確認するとともに,今後の課題を明らかにすることを目的とし,海外の研究をレビューした.PubMed を用いて「Expressed Emotion」及び「child」をキーワードとして2006 年以降2016 年8 月までの研究で検索された618 研究のうち,関連のない研究を省いた37 研究を採用した.対象研究は,横断研究が24 件,縦断研究が7 件,介入研究が5 件,尺度の検証に関する研究が1 件で,子どもの障害種別は,AD/HD,ASD,LD,知的障害,摂食障害,双極性障害,気分障害,社交性不安,自傷行為,腎臓病,多発性硬化症,性同一性障害など多岐に渡る.EE の評価方法は,FMSS が21 件,CFI が11 件,自己記入式質問紙が6 件だった.障害のある子どもの家族のEE は障害のない子どもと比較し高EE であり,高EE が子どもの行動,とくに反抗的行動や素行障害の併存,外向的行動と関連は明らかだが,症状,期間,重篤度,年齢等との関連は知見がわかれていた.また,心理教育,家族療法,認知行動療法などの介入によってEE が低下することがわかった.EE 研究は,家族機能が急速に変化する現代社会において,増加する発達障害や,子どものうつ病,虐待など子どもを取り巻く諸問題を紐解くための重要な知見になりうる.}, pages = {137--145}, title = {障害のある子どもの家族の感情表出研究の進展:最近の動向}, volume = {20}, year = {2017} }