@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000541, author = {西村, 美里 and 岡本, 華枝 and 鈴木, 千絵子}, issue = {1}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌}, month = {Sep}, note = {本研究の目的は、一般病院に勤務する看護師を対象とし認知症高齢者の対応困難場面を振り返り、相互行為を明らかにしなぜ困難感が生じるのか相互行為に影響する要因を検討することである。  A 県B 市の回復期リハビリ病棟を含む一般病院で同意の得られた24 名の看護師を対象とし、記述と面接でデータ収集を実施し、エスノメソドロジーの手法と記述的分析方法で質的帰納的に分析を行った。  結果、認知症高齢者と看護師の24 例の相互行為を抽出し、相互行為の構成要素は【手がかり】、【認知症高齢者の状況】、【行動の解釈】、【看護師が意識を向けるもの】、【対応】、【看護師の感情】の6 つであった。相互行為を産出させる局面は《認知症は患者の持ち味であると認める》、《各方面で生じる不平等さを消化する》、《価値観を反映する》、《治療優先の統一した指向性を持つ》の4 つが明らかとなった。一般病院における認知症高齢者の看護では、認知症高齢者に関わる時間の確保が重要であり、断続的な対応の暫時に関わる質を高めることよりも持続して同様に関わることで不穏などの対応困難な状況が回避でき、治療優先の環境でも認知症高齢者のその人らしさを尊重した看護実践の必要性が示唆された。}, pages = {1--11}, title = {一般病院に入院する認知症高齢者と看護師の対応困難場面における相互行為に影響する要因の検討}, volume = {7}, year = {2015} }