@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000474, author = {金沢, 緑}, issue = {1}, journal = {関西福祉大学発達教育学部研究紀要, The Journal of Faculty of Developmental Education,Kansai University of Social Welfare}, month = {Jun}, note = {本研究の目的は,小学校理科における教師の熟達化を支援するツールとして開発した「授業設計・評価マトリクス」が,教員志望大学生の熟達化に有効性であるか否かを検証することである.学生の熟達化は,教科内容の理解を前提にした授業イメージの構築にあると考えられる.授業における教師と学習者との相互関係をイメージし,授業設計する段階で作成する学習指導案の緻密さを熟達化の尺度とした.開発したマトリクスは,小学校理科における緻密な学習指導案の作成の基盤となるツールであり,設計マトリクス(能力×学習場面)と,評価マトリクス(能力× 評価基準)という2つのマトリクスで構成した.学生は,マトリクスを作成する過程において,学習者の発達,個に応じた指導の内容,指導の方法を想定し,授業の案を練ることになる.本研究では,高等学校で理科の授業を受けてきたが,理科授業を行うことへのイメージを持っていない教員志望学生の,理科授業熟達化への有効性を検証する.調査対象の学生が,理科の学習内容を理解する過程でマトリクスを導入し,授業イメージの変容を分析した.その結果,学習指導案作成時に必要な事項,学習者の反応の質の記述についての変容が見られ,教員志望学生の授業イメージが高まることが明らかになった.このことから,「授業設計・評価マトリクス」は,小学校教員志望学生の理科授業における熟達化支援ツールとして有効であることが明らかとなった.}, pages = {25--33}, title = {小学校理科における教師の熟達化支援ツールの開発 ―小学校教員志望学生の理科授業において―}, year = {2015} }