@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000396, author = {米倉, 裕希子 and 三野, 善央 and 金平, 希 and 三村, 幸恵 and 岡崎, 美里 and 堤, 俊彦}, issue = {1}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要, The journal of the Department of Social Welfare, Kansai University of Social Welfare}, month = {Sep}, note = {【研究目的】発達障害児の家族への介入方法への示唆を得るため,統合失調症の家族研究で確立した知見が得られている家族の感情表出(Expressed Emotion, EE)を応用し研究を行う.家族のEE の中でも,統合失調症の再発に影響を与える批判的コメント(criticalcomments, CC)と情緒的巻き込まれすぎ(emotional overinvolvement, EOI)に 着目し,子どものどのような行動に批判が高まるのか,EOIの状況はどうか分析を行った.【対象】分析の対象はA 大学の相談室に来談している10 歳から12 歳の男児の母親4 名である.【方法】半構造化面接であるカンバウェル家族面接(Camberwell Family Interview,CFI)を行い評価する.CC は面接中に出てくる頻度を評価し,EOI は全体を通して概括評価する.CC が6 個以上,EOI が3 点以上で高EE と評価される.【結果】4 例中2 例が高EE で,2 例が低EE だった.高EE のうち,CC による高EE が1 例,EOI による高EE が1 例だった.抽出されたCC は12 個で,平均が3 個だった.CC が向けられる子どもの行動としては,攻撃的行動が最も多く,具体的な内容としては,きょうだい間の葛藤に対する攻撃的行動への批判が多くみられた.【考察】家族への介入方法の1つである心理教育において,子どもの症状と攻撃的行動に対する対処方法などを丁寧に組み込んでいく必要がある.EOI については,過保護,自己犠牲などが確認されている.過保護や自己犠牲は,子どもの障害に不安を抱く家族としては,当然の行動である.しかしながら,子どもとの適切な距離を保つことが必要であり,そのために積極的な社会資源の活用や,ピアカウンセリングが効果的だと考えられる.}, pages = {25--29}, title = {学齢期の発達障害児の家族のExpressed Emotion-批判的コメントと情緒的巻き込まれすぎの分析-}, volume = {18}, year = {2014} }