@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000394, author = {谷口, 泰司}, issue = {1}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要, The journal of the Department of Social Welfare, Kansai University of Social Welfare}, month = {Sep}, note = {高齢期にある知的障害者については,調査上の課題等もあって必ずしもその実数及び生活課題が明らかにされているわけではない.本論では,都市部及び郊外に所在する2 つの基礎自治体の協力のもと,高齢期にある知的障害者に関する実態調査を行い,実数の推計と生活課題の所在を明らかにすることを試みたものである.  結果として,実数については従来の調査(厚生労働省)からの推計値の約3 倍程度の存在が明らかになり,その生活課題としても本人の心身状況に関するものではなく,住宅環境・家族関係・地域交流等の点で深刻な課題に直面している状況が明らかとなっている.  高齢障害という複合ニーズについては,高齢者施策を基礎とするのか,障害者施策で連続した領域を確保するのかといった議論は不十分な状況であり,いずれの制度においても固有のニーズへの配慮が不十分という,いわば現実的な制度の狭間にある.共生社会の実現という観点から,地域支援の充実とともに固有ニーズに配慮しつつ老人福祉法制の抜本的な見直しが必要であることを提言している.}, pages = {15--24}, title = {高齢期にある知的障害者の生活課題に関する一考察}, volume = {18}, year = {2014} }