@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000366, author = {服部, 伸一 and 野々上, 敬子 and 門田, 新一郎}, issue = {6}, journal = {小児保健研究, The journal of child health}, month = {Nov}, note = {10026283489, 小学生のふだんの自覚症状の訴えは,ライフスタイルの諸要因を反映した心身の状態,すなわち,健康の指標として捉えることができる。そこで,小学生445名(男子232名,女子213名)を分析対象に,自覚症状の訴え数を目的変数とし,ライフスタイルに関する23要因を説明変数として,数量化Ⅱ類などの統計的手法を用いて分析した。調査は2004年6月に行った。 自覚症状しらべ(30項目)の訴え数には性差はみられなかったが,生活行動15要因と生活意識8要因からみたライフスタイル要因にはかなりの性差がみられたので,自覚症状の訴え数とライフスタイル要因との関連を男女別に検討した。 自覚症状の訴え数では男子,女子ともに生活時間と生活意識に関する要因で関連がみられた。男子では,就寝時刻の遅い者,睡眠時間の短い者,健康の自己評価が低い者,朝の目覚めが良くない者,欠席志向が高く,学校生活や日常生活があまり楽しくない者,女子では就寝時刻が遅い者,情報機器の使用時間が長い者,朝食を食べない者に自覚症状の訴え数が多くなっていた。 数量化Ⅱ類を用いた解析では,自覚症状の訴え数に関連の大きい要因として,男子では,睡眠時間,食欲,朝の目覚め,欠席志向,清涼飲料水,欠席日数,学校生活の楽しさがあげられた。女子では,朝食,朝の目覚め,テレビゲーム使用時間,欠席志向などであった。このように,訴え数に関連の度合いの大きいライフスタイル要因は,男子と女子とで異なっていた。 以上のことから,小学生の主体的な健康管理能力の育成や生活の質(Qualityof Life)の向上をねらいとした健康教育を推進するためには,自覚症状の訴え数などの健康指標とそれに関連する生活行動や生活意識などのライフスタイル要因を十分に考慮することが必要である。}, pages = {643--653}, title = {小学生の自覚症状の訴え数とライフスタイル要因との関連について : 数量化II類を用いた検討}, volume = {68}, year = {2009} }