@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000353, author = {大和田, 智文 and 鈴木, 公啓 and 川田, 素子}, issue = {1}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要}, month = {Sep}, note = {本研究では,現代の大学生の「言わずとも察してくれたり,言わずとも許してくれるのが当然」のように捉える他者に対する受動的・消極的な傾向を,「権利意識に基づいて相手が落ち度なく与えてくれることを当然視したり,自分の義務を放棄することに対する相手の許容を当然視する傾向」であるとし,これを「被奉仕志向性」とよび,この「被奉仕志向性」を現代の大学生のコミュニケーション・スキルの低さを規定する一因と仮定した.その上で,本研究では,大学生の大学生活における被奉仕志向性を測定する「被奉仕志向性尺度」を作成し,その信頼性と妥当性を検討した.大学学部生計857 名を対象に予備調査を含めた4 つの調査を行った結果,「被奉仕志向性尺度」は2 つの下位尺度より構成されることが確認され,その信頼性と構成概念妥当性が検証された.したがって,本研究は,現代の大学生の「言わずとも察してくれたり,言わずとも許してくれるのが当然」といった捉え方を特徴とする認知傾向を,2 つの下位概念からなる「被奉仕志向性」という心理的構成概念として位置づけることができた点において意義があったと考えられた.}, pages = {37--49}, title = {大学生活における被奉仕志向性尺度の作成}, volume = {17}, year = {2013} }