@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000332, author = {濱西, 誠司}, issue = {1}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌, The Journal of Japanese Society of Human caring Research}, month = {Sep}, note = {フィリピンは7000以上の大小の島々からなり、マニラを中核としたフィリピンの政治・経済の中心地であるマニラ首都圏は通称メトロマニラとも呼ばれ、人口は1,185万人(2010年)を抱える世界でも有数の大都市圏である1)。2010年には汚職と貧困の撲滅を掲げたベニグノ・アキノ大統領が就任し、アキノ政権下において、中期の包括的経済開発計画である「フィリピン開発計画」が、国家経済開発庁(NEDA: National Economic and Development Authority)を中心に策定された。今次計画の目標として、雇用創出を貧困層まで包摂されるよう拡大し、貧困削減につなげるという経済の「包摂的成長」が掲げられている2)。現在、フィリピンは大きく経済発展しつつあり、その経済力を背景に貧困や汚職といった国家的な問題に取り組もうとしている。貧困問題は解決に多くの時間を要すると考えられるが、行政によるマクロの支援とともに、NGOやコミュニティによる住民に寄り添ったミクロの支援が必要である。マニラ市内には貧困のために路上での生活を余儀なくされ、生計のためにストリートでインフォーマルな労働に従事している子どもたちが多数存在している。彼らの多くは日々の生活のために就学機会を奪われ、それによって貧困から抜け出す機会を得られなくなる。彼らに食事や安全な生活の場を提供し、就学機会または就業機会を与えることは彼らとその家族、次世代の子どもたちを貧困から救い出すことになる。 2013年3月に実施された関西福祉大学のストリートチルドレンサポートプログラムに参加し、路上で生活する子どもたちに対して支援しているNGOや医療機関などの施設訪問を通して得られた知見を基に、フィリピンの貧困や路上で生活する子どもたちとその課題について本稿で論じていく。}, pages = {65--68}, title = {フィリピンの貧困およびストリートチルドレンに対するNGOの取り組み}, volume = {5}, year = {2013} }