@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000326, author = {木村, 美智子 and 杉山, 敏宏}, issue = {1}, journal = {ヒューマンケア研究学会誌, The Journal of Japanese Society of Human caring Research}, month = {Sep}, note = {本研究は、アルコール依存症の治療に関わる看護師が、アルコール依存症とうつ病(うつ状態)を伴った患者をどのように理解し、看護ケアをしているかを明らかにすることを目的とした。精神科病院に勤務する看護師7名の面接からアルコール依存症とうつ病(うつ状態)を伴った患者に対しての理解と看護ケアについての語りをカテゴリー化し内容の分析を行った。結果、看護師の理解は《患者の全体的な症状として捉える》、《患者の症状を生物学的・科学的に捉える》の2つのカテゴリーで示された。この2つのカテゴリーは、アルコール依存症の患者の自殺に遭遇した経験やアルコール依存症自助グループへの参加経験の有無が患者の理解に影響を与えていた。《患者の全体的な症状として捉える》は一見アルコール依存症の患者に巻き込まれているようであるが、ヒューマンケアリングな関わりを示し、患者を全体的に捉えていた。一方冷淡な関わりであるような《患者の症状を生物学的・科学的に捉える》は、生物学的・科学的な知見からの関わりで、アルコール依存症患者の特性を冷静な判断で関わるための基準にもなりえるものであった。相互の視点の重要さが示唆された。 また、アルコール依存症で入院直後の自殺念慮や自殺企図を未然に防ぐ関わりとしての看護ケアが見出された。}, pages = {27--34}, title = {アルコール依存症とうつ病(うつ状態)を伴う患者の理解と看護ケア}, volume = {5}, year = {2013} }