@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000322, author = {服部, 伸一}, issue = {10}, journal = {小児科臨床}, month = {Oct}, note = {NHK放送文化研究所の国民生活時間調査(2010)によれば,1960年代以降,日本人の睡眠時間は約1時間短縮された。社会全体の生活の夜型化が進行し,パソコンやゲーム,携帯電話・スマートフォンなどの情報機器の普及によって睡眠時間が圧迫され,睡眠不足に起因する眠気やだるさ,疲労感などの不定愁訴を抱く子どもの増加が指摘されている。 近年,時間生物学,生理学などの研究が進展し睡眠と生体リズムとの関係,ひいては健康との関係についての解明が進んだ。これらの成果から,人間には概日リズムと呼ばれる規則正しいリズムがあり,深部体温,メラトニン,コルチゾールおよび成長ホルモンなどのホルモン分泌,睡眠覚醒のそれぞれに周期的リズムがあること,睡眠覚醒リズムとその他の生体リズムとの解離が生じると,昼間の眠気,夜間の不眠,抑うつ等,心身の不調を来しうることになることが判明してきた。また,不登校の子どもに睡眠覚醍リズムの障害が認められるとの報告もある。 本稿では,2000年以降の我が国の子どもの睡眠の現状と派生する諸問題について,筆者らが行ってきた調査研究などをもとに概観してみたい。}, pages = {1993--1998}, title = {日本の子どもの睡眠の現状と派生する諸問題 -乳幼児から中学生まで-}, volume = {66}, year = {2013} }