@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000312, author = {古瀬, 徳雄}, issue = {8}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {19世紀末から20世紀にかけて調性音楽は飽和状態にあり、新たな発展の模索を求められていた。そこから生まれた極がセリー音楽であるが、その命題の打開策のひとつに異文化に素材を求め、西洋の文化と未知の文化の衝突や融合により展開していくことによって、それは新たなオペラや交響曲に歌曲となって結実していく。この中に日本の極小な表現である俳句に題材を求め、細密性や単純性をもっ幾多の作品が生まれている。ハンガリーの作曲家クルタークの《SevenSongs》op.22がその一つである。全7曲の最終曲は、一茶の俳句によるもので、取り上げて分析を試みたところ、作曲技法にヘテロフォニーに基づいていることが判明した。さらに併行して一茶の全句を調べその特徴を掴む一方、クルタークの休符を多用した独自の微小形式の書法が、日本の伝統音楽の「間」に通じるとする研究者の論議もあるので考究したところ、極小形式はヴェーベルンの先駆を受け、休符もまた西洋音楽の地平に立ち、過去の世紀の美学を受け継いでいることを論として提示するものである。}, pages = {11--27}, title = {G.Kurtagの《Seven Songs》op.22における俳諧の反映}, year = {2005} }