@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000310, author = {古瀬, 徳雄}, issue = {6}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {絵画は、写真のように、ひとつの時刻や瞬間をとらえただけのものではなく、現実を再現しただけのものでもない。絵画と音楽の作品の制作過程における共通点は、動機が萌芽していく時間、創作に要する時間、鑑賞される時間、社会的評価を受ける時間をともに必要とするが、両者が大きく異なる点は、音楽は作品の全貌を明らかにし、完成された作品のすべてを開示するには、演奏という一定の時間の経過が必要なことは、他の芸術と大きな相違点であることは論をまたない。本論は異時同図技法を明らかにし、これを音楽に適用し、多元的時間論と音楽空間の諸相を対比させつつ、異時間の合成、融合による音楽作品としてR.Straussの交響詩《英雄の生涯》を取り上げ、構成原理に同技法が関与しているのではないかと創造の真因をさぐり、成立の機微に触れ、秘策を考察する。}, pages = {1--21}, title = {R.Straussの交響詩《英雄の生涯》op.40における異時同図技法}, year = {2003} }