@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000302, author = {上野, 輝夫}, issue = {2}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {日本人の英語総合力は2010 年,2011 年のTOEFL iBT の得点から判断しても,上野(2009)でみた状況とは変わっていない.Speaking, Listening ばかりでなく,Reading, Writing においても,世界的比較においては依然低迷している.本論文では,この現状を踏まえて,先ず他大学での学生の英語力調査にも言及し,次に著者の担当クラスの新入生の英語力調査を報告することにより,英語を専攻としない大学生の英語力の実態を報告している. 本論文の目的は,このような種々の数的データにみられる日本人の英語力の低迷の要因を探り,効率のよい英文理解の方法を提唱することにある.具体的には,文法事項の細かな分析や文型パターンの学習だけではTOEFL やTOEIC 等の受験の際に課せられる厳しいtime constraints(時間的制約)に対応できないため得点が伸び悩むと仮定し,その原因を,従来の文法事項を念頭に置きつつ文系を探りながら訳読する読解訓練にあるのではないかと主張している.英文読解における文法を中心とした教授・訓練から,文法事項への言及は必要最低限に抑えつつ,S,V の認定をおこない,次に,V(述語動詞)を軸に語句の意味を考慮しつつその意味から次に期待・推測する意味情報を求めて文意を文末へと展開していくという意味中心の読解法を提唱している.また,「英文解釈のコツ」について,time constraints に対処するという意味において脳の働きの経済性の観点からその教授を推奨している.}, pages = {59--69}, title = {効率のよい英文理解を求めて:意味中心の読解}, volume = {16}, year = {2013} }