@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000296, author = {古瀬, 徳雄}, issue = {2}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {a 聖霊は,父と子から出て,父と子とともに礼拝され b 聖神,主,生命を施す者,父より出で,父及び子と共に拝まれ a,b どちらもニカイア・コンスタンティノポリス信条の日本語訳である.a は2004 年2月18 日,日本カトリック司教協議会が認可した公式邦訳であり,b は日本ハリストス正教会の訳である.a のカトリック訳では,聖霊は「父と子から出て」となっているが,b の正教会訳では,「聖神」=「聖霊」は「父から発出する」というのである.a はプロテスタント,聖公会等,西方キリスト教会が信仰する.b は東方正教会が正しい教えであるとしている.異なるのは「Filioque(フィリオクエ)子からも」の一語が存在するかどうかの一点である.この確執が東西両教会間の大シスマを引き起こすことになった. J.S.Bach(1685 ~ 1750)は,畢竟の宗教作品《ロ短調ミサBWV232》の「Symbolum Nicenum ニカイア信条」でただ一度だけ,この「Filioque」を使った.さらにプロテスタントの大作曲家Bach が,カトリック教会音楽の《ミサ曲BWV233, 234, 235, 236》に書き遺した楽譜の軌跡から,遥か東方を見つめたそのまなざしを読み取ることができた.Bach の信仰が,神に捧げた作品を通して,2世紀半の時空を超え,世界の平和の実現を求めていることを検証していく.}, pages = {1--11}, title = {J.S.Bachの東方へのまなざし}, volume = {16}, year = {2013} }