@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000267, author = {光田, 尚美}, issue = {10}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {40015498059, 本研究の目的は,高等学校「福祉科」の授業の方法論を検討し,その結果をひとつの授業モデルとして提案することである.本稿はその端緒として,「福祉科」という授業の特色,「福祉科」において養成することが求められている知識や技能,「福祉科」教育が抱える課題等を踏まえつつ,「福祉科」授業をデザインしていくうえで基盤となりうる方法論を検討していきたい. その際,著者が注目するのは,ペスタロッチーの教育方法思想である.「メトーデ」として知られる彼の教育方法思想を再考することにより,「頭・心・手」の調和的発達を基本理念とする,総合的・体験的な学びの原理が抽出される.本稿では,「シュタンツだより」のなかで展開された道徳的基礎陶冶の方法論を手がかりに,その原理の構造化を試みている. さらに,かかる方法原理が「福祉科」教育に寄与しうるのかという課題に対して,「福祉科」教育の特色を設置の経緯や教育目的などを整理したうえで検討する.「福祉科」は専門教育として設置されたが,専門的職業人への基礎教育にとどまらず,生徒が自らの生きる社会を見つめ,福祉の重要性を感得し,福祉に関する教養を高めるという役割もまた有している.ゆえに,取り扱われる課題の多くが,生徒自身の人生に濃密に関わり,人間としての尊厳や生のあり方などを感じ取ることができるような価値的な内容を含んでいる.こうした教科の特色から,生徒が自らの内面に触れ,自らの生活に対するリアルな感覚に基づきながら諸力を結集させて課題を追究していく学びの必要性が指摘される.ここにおいて,ベスタロッチー教育方法思想からの示唆を創造的に解釈し,実際の授業をデザインしていくうえでの視点を提示する.}, pages = {51--59}, title = {「福祉科」授業のデザイン--ペスタロッチー教育方法思想にもとづく授業論の検討}, year = {2007} }