@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000224, author = {太田, 茂 and 安井, 秀作 and 堀内, 健司}, issue = {1}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要}, month = {Sep}, note = {高齢化や核家族化が近年,急速に進行した結果,独居高齢者や高齢者だけの世帯が増加している.こうした人たちには健康上の不安が付き物なので,普段の生活状態を踏まえた上で,緊急時に対応可能な支援体制を用意する必要がある.このための仕組として有名なのは,高齢者に緊急通報用の発信器を預けるシステムである.しかし,このシステムの応需体制に関しては疑問が多く,実際,緊急時に適応できない事例がしばしば問題になっており,有用性に疑問がある.  我々は,20 年程前に無意識無拘束下で宅内における生活状況をモニタする「高齢者見守りシステム」を提案し完成させた.当時の社会情勢から各戸にパソコンを設置し,電話網を介した通信を前提にせざるを得なかった.このため,経済的にも,把握できる生活情報の精度にも問題が残った.  一方,最近普及が目覚しいスマートホンは3軸加速度計やGPS センサだけでなく,パソコン並みの高性能プロセッサをも内蔵している.また,スマートホンという愛称から分かるように,基本は携帯電話であるから,音声通信機能も文字通信機能も備わっている.従って,高齢者がスマートホンを常に携行してくれれば,その人の家族等は,スマートホン保有者の歩行状態や現在地を電子メール経由で知ることができる.20 年前の据え置き型「高齢者見守りシステム」では望むべくも無かった高度の情報を継続的かつ経済的に得ることができるようになった.今回,スマートホンを用いて高齢者の生活状況を推測し,その結果を別居家族や近隣の生活支援者にメール送信するシステムを開発したので,その内容を紹介する.}, pages = {67--73}, title = {スマートホンを用いる高齢者所帯の生活状況見守りシステムの開発}, volume = {16}, year = {2012} }