@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:02000053, author = {原  弘輝}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,わが国の児童養護施設における子どもの生活,とりわけ施設で生活する子どもたちの文化権保障の現状と課題を明らかにすることである.文献研究を通し,わが国における子どもの貧困対策ならびに子どもの権利に関する実情を概観する中で,教育に関連する支援が拡充する一方で,子どもの文化権を保障するための動きが少ないことが明らかとなった.その背景にはイギリスの新救貧法で打ち出された劣等処遇原則が影響し,今もその名残があることについて述べるとともに,その解決策として欧州で普及している社会文化アニマシオンの概念を紹介した.また,児童養護施設において子どもたちが第三者と出会う経験は,他者への認識を深めることのみならず,自身の生活を顧みて成長に繋げる,エンパワメントに寄与することが明らかとなった.子どもの文化圏保障はわが国において十分に進められておらず,現状では施設と地域社会との関係性など乗り越える課題があるものの,今後児童養護施設が社会的養育を進めていく上では,施設内のみならず外集団を巻き込んだ施設づくりが必要であることが推察された.}, pages = {81--88}, title = {児童養護施設における子どもの社会参加に向けた一考察 -子どもの文化権保障の観点から-}, volume = {27}, year = {2024} }