@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:02000048, author = {猿山 隆子 and 市橋真奈美}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本報告は,関西福祉大学教育学部保健教育学科で開講している「大学入門演習Ⅰ」における「学生サポーター」の実験的導入事例を通じ,学習支援者である学生サポーターの学びの構造を明らかにすることを目的としている. この取り組みの成果として,学生サポーターは,1 年生の学習支援を通じて,活動の振り返りと実践のらせん的な学びを展開していることが分かった.学習サポーターは,学習支援者であるとともに,自ら学ぶ存在であるといえる.授業前のミーティングにおいて,教員とともに授業内容を確認し,どのような支援を行うかを計画する→授業で実際に支援を行う→授業後のミーティングにおいて授業の様子について振り返りを行う→ミーティングで,学生サポーターと教員が問題を言語化していくことで,状況を共有し合い,アドバイスしあう→振り返りと問題の言語化に基づいて,実践を改善し,次の授業で取り組んでいく,という一連のサイクルの営みは,言い換えれば,学生サポーターが,向き合う1 年生の成長のために支援の質の向上と改善を目指して,らせん状に継続していく学生サポーターの学びの循環を意味している.教員免許取得を希望する学生が多い本学科においては,学生サポーターの取り組みは,教員免許を取得する学生にとっての新たな学習の場として捉えることができる.また,教育改善や大学運営に関わる学びの参画者として学生サポーターを適切に位置づけることができれば,教育改善や大学運営のための新たな原動力となるのではないだろうか.}, pages = {47--52}, title = {初年次教育における「学生サポーター」の取り組みと学びの構造}, volume = {27}, year = {2024} }