@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:02000045, author = {菅野 美侑 and 妹尾 未妃}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {近年,我が国の子宮頸がんの罹患者数は,20-30 歳代の若い女性で増加しており,2022 年4 月からキャッチアップ接種が開始された.そこで本研究は,キャッチアップ世代の非医療系女子大学生における子宮頸がんワクチンの知識や接種に対する意識の現状について明らかにすることを目的とする. A 大学非医療系女子大学生291 名のうち77 名(有効回答26.4%)を分析対象とした.子宮頸がんについて全員が聞いたことがあると回答し,子宮頸がんワクチンについて聞いたことがある者は72 名(93.5%)であった.そのうち,子宮頸がんについて知っていることは,「子宮頸がんワクチンを接種することで子宮頸がんの予防になる」,「子宮頸がんは近年20-30 歳の女性に増加している」が最も多く,子宮頸がんワクチンについては,「子宮頸がんワクチンは3 回の接種が必要である」が最も多かった.子宮頸がんワクチン接種の理由では,「親に勧められた」が最も多く,未接種・接種中止の理由では「副作用が怖い」が最も多かった.子宮頸がんワクチンの3 回接種が終了していない73 名のうち,接種を希望する者は46 名(63.0%)で,理由は「子宮頸がんになりたくない・怖い」が最も多かった.一方,接種を希望しない者は27 名(37.0%)で,理由は「副作用が怖い」が最も多かった. キャッチアップ接種の開始に伴い,子宮頸がん予防に対する関心が高くなっている一方で,副作用や安全性への懸念から,7 割以上が未接種・接種中止の者で,キャッチアップ接種開始後も子宮頸がんワクチンの接種が進んでいない現状が明らかとなった.また,子宮頸がんワクチン接種には親の勧めが関係しており,対象者のみならず親世代に対する情報提供が必要である.さらに,今回の調査では6 割以上の者がワクチン接種を希望しており,若年層で発症する割合が比較的高いがんであることからも,若年層に関心を持ってもらえるよう学習の機会や情報提供も必要である.}, pages = {19--26}, title = {キャッチアップ接種開始後の非医療系女子大学生の子宮頸がんワクチン接種 に関する知識と意識の現状}, volume = {27}, year = {2024} }