@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000199, author = {近藤, 哲郎}, issue = {7}, journal = {関西福祉大学研究紀要, The Journal of Kansai University of Social Welfare}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、通常近世前期に位置づけられる儒者貝原益軒(1630~1714)の教訓書、特に 『大和俗訓』(1708)において提示された自己形成のテクニックを明確にすることにある。自己形成のテクニックとは、自己を《修める》ために自らの思考・行為・身体等に対して働きかけることが意図された自己への実践であって、このようなテクニックの組み合わせ如何によって一定の自己のあり方が規定されるものとして定義できる。本稿は、自己形成のテクニックという水準において、貝原益軒そのものの自己形成の論理、またより全般的な近世前期における自己形成に関する問題化、そして現在へと至る自己形成史の展開を現存する資料に即して明確に跡づけ、われわれの自己形成のあり方を歴史的に究明しようとする系譜学的研究の出発点である。それでは、貝原益軒によって勧告された自己形成のテクニックとはどのようなものかまずその勧告(advice)における基本的な論理を一瞥した上で、《身を修むる工夫》としての《学問》から検討しよう。}, pages = {109--115}, title = {貝原益軒の《身を修むる工夫》--『大和俗訓』における自己形成のテクニック}, year = {2004} }