@article{oai:kusw.repo.nii.ac.jp:00000194, author = {一瀬, 貴子}, issue = {2}, journal = {関西福祉大学社会福祉学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {本稿の主な目的は,有配偶女性における就労選択行動の規定要因に関する既存研究の結果を概観し,主に有配偶女性の内面的要素に焦点を当てて整理し,文献レビューを通して研究課題を見出すことである. 研究の結果,⑴女性の就労選択行動と就労前に形成されている内面的要素との関連に焦点をあてた研究より,①学生時代のキャリア志向,②実母のライフスタイルに対する認知的評価,③自己効力感や結果期待やキャリアに対する自己概念の低下がキャリアバリアとなっている,⑵ライフイベント(結婚・育児)と就労している有配偶女性の内面的要素との関連に焦点を当てた研究より,①有配偶女性が内面化している性別役割分業意識と,②地域に存在する性別役割分業規範がキャリアバリアとなっていることが明らかとなった.これらのキャリアバリアを克服し就労している女性のロールモデルが社会的にも必要である. 今後の研究の課題は,「小1 の壁」というライフイベントにおける有配偶女性の就労選択行動の規定要因について,女性が内面化している安全や教育に関する性別役割分業意識・子どもの地位達成リスク意識などを取り入れた実証研究を行うことである.}, pages = {57--64}, title = {有配偶女性の就労選択行動に関する実証的研究の文献レビュー : 有配偶女性の就労選択行動と内面的要素の関連を中心に}, volume = {15}, year = {2012} }